wait for もっと先まで見せてあげる、と 君が伸ばす手を 掴む勇気が足りなくて でも離れたくはないから 迷子になりたくないの、と 嘘をついて どこまでも その声に導かれて 君のぜんぶを抱きしめて ひとつ残らず私にしたい 一粒の愛で構わないから 私に注ぎ続けて 100あるうちの1に満たないぐらいの そんな隙間でいいから 君を満たしていたい そうやって私は、 だから 泣いても見ないふりをして 私の笑顔だけを知っていて いつか 私が その手を掴む日まで (おいで、と呼ぶ声を どうか絶やさないでいて) |