ゆきどけ
まっしろな冬の日に
クリームみたいにやわらかく
やさしくあまい
日差しに触れた
くすぐったい指先が
待ってた、と
囁いて
私の背中を撫でていく
侵食されていく、
眠気に誘われて
きっと知らぬ間に
とけだしてしまうのでしょう
わたしは、はるになる