図法

焦げ付いて剥がれなくなった、
裏返せないのに
忘れたいのに
それを大事にして
愛でてもうまれっこないのに

いつも白い始まり、
そこを一歩目で汚すのは絶対に、ぼく
(そうでなくてはならない)

星が生まれる
流れきったものがいる、そこで必ず
その新星を見つけるまで
かぞえきれないほどの時を費やすから
けれど
ぼくが待たなくとも、やってくるのです