まだ足りない、コール

泣くように、どんなにきれいに笑っても
その一瞬で何も変わらないことを知ってしまった、と

あなたが欲しがった未来はどこに落っこちたんだろう
どこまでも手を伸ばせると信じていたのに
嘲笑うかのように華麗に抜き取られた

ぼくが繰り返し叫んだ宇宙は何だっただろう
届くことがないと愁いて
いつ止めてしまったの

幼稚な願いだった、とその一言で片付けてしまうなら
ぼくらはなんて愚か
綺麗事だとでも思っているなら、

(誰もが手の中にあるそれを見つけることは容易くなんてない)